スイング素振りの練習
スパイクはボールをインパクトした後に腕をしっかり振り切ることが大切ですね。
その為、腕を振り切るスイングの時に、腕がネットに触れない距離を知っておくことが必要になってきます。
そんな腕を思い切り振ってもネットに当たらない距離感を掴むには、ネット前でのスイング素振りの練習が効果的です。やり方はとても簡単です。まず、ネットに向かって立ち、その場でスパイクの素振りをします。
右利きなら右手の肘を高く上げて振りかぶって、左手を引き寄せながら、勢いよく右手を振り抜くようにします。これを繰り返し、1セット10〜15回程度を目安に2セット程度行います。
また、このスイング素振りの練習をする時に、ボールをスパイクする利き手とは反対の手の使い方も確認しましょう。
右利きなら左手になりますが、ボールをインパクトする前に左手を強く引き寄せることで、肩や腰がしっかり回りスイング(腕の振り)に勢いがつき、威力のあるウパイクに繋がります。
このネット前のスイング素振りの練習なら、とても簡単なので、一人でも出来ますね。更に、スパイクのコースを打ち分けるには、身体の向きを変えるなども必要になってきますが、腕の振り方も違ってきますね。
例えば、レフトから右利きの選手がスパイクをストレートに打つ場合は、ボールの少し右側を捉えるように意識して、肘が開かないように注意をして真っ直ぐに振り抜くようにします。
また、右斜めにクロスで打つ場合は、ボールの少し左側を捉えることを意識して、腕を外側に捻るようにして振り下ろすようにします。
このようにコースを打ち分ける時には、腕の振りも違ってくるので、これをイメージしながらネット前でのスイング素振りの練習をするのも、スイングはもちろん、安定したフォームの習得にもなるでしょう。